都内の水痘(みずぼうそう)の流行情報【令和7年5月1日】
更新日:
2025年(令和7年)5月2日
作成部署:健康福祉部 健康推進課
東京都は令和7年5月1日に、都内の水痘(みずぼうそう)の流行が注意報基準を超えたことを発表しました。
水痘(みずぼうそう)
- 水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、「みずぼうそう」とも言われています。
- 空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、潜伏期間は感染から2週間程度で、発疹の2日ほど前からすべての水疱が痂皮化するまでの間は、周囲に感染する可能性があります。
- 発症すると発熱し、典型的な症状では、発疹、水疱、膿疱を経て痂皮化(かさぶたになること)し治癒します。
- 発症者の約9割は9歳以下の小児ですが、成人が発症した場合は重症化するリスクが高いと言われています。
都内の発生状況
定点医療機関からの患者報告数が、第17週(4月21日から4月27日まで)では定点当たり0.87人となり、東京都の注意報基準を超えています。
予防対策
- 予防にはワクチン接種が有効です。1歳と2歳の小児は水痘ワクチン定期予防接種の対象となりますので、母子健康手帳などで接種履歴をご確認ください。
- 水痘患者に接触した場合でも、72時間以内にワクチンを接種することで、発症予防や症状を軽減できる可能性があります。医療機関にご相談ください。
- 飛まつ感染・接触感染を避けるため、外出時にはマスクを着用し、帰宅時には石けんで手洗いをするなど基本的な感染症対策を心がけましょう。
定期予防接種の予診票の申し込み
定期予防接種の予診票が必要な方は、小平市 予防接種予診票交付申請(外部リンク)から申し込みを行ってください。
水痘と診断された場合の学校出席停止期間
学校保健安全法で定められている出席停止期間は、「すべての発疹が痂皮化するまで」とされています。